『実践国文学』
『実践国文学』について
実践女子大学文学部国文学科の関係職員・学生・卒業生・大学院生・修了生を会員とする「実践国文学会」では、年に2回(10月と3月)に紀要『実践国文学』を発行しています。投稿は実践国文学会の会員しか許されませんが、本学科教員および大学院生が日頃の研究成果を発表する場となっており、2020年3月発行分で97号となる伝統のある紀要雑誌です。なお、一部、電子公開もされております。
最近発行された号の目次
- 松原 哲子
- マテリアル分析によって進める草双紙研究(一)—紙質評価による年代推定についての展望—
- 菅野 恵美
- 『偐紫田舎源氏』発句攷(一)—『湖月抄』注釈の利用—
- 大井 三代子
- 下田歌子の學習院女子部長辞職(一)—和田豊宛書簡と辞表草稿——下田歌子研究(五)
- 高倉 永佳 永井 とも子 佐藤 悟 大井 三代子 横井 孝
- 髙倉家蔵『装束寸法深秘抄』解題と翻刻
- 加藤 靖子 愛甲 晴美 髙瀨 真理子 宮木 孝子
- 下田歌子関係書簡翻刻(二)—三島通庸(下)—
- 山内 博之
- 探険的外国語学習の試み—韓国での料理教室参加(2)—
107号
- 加藤 靖子
- 下田歌子の伊藤博文との所謂「醜聞」について
- 加藤 靖子 愛甲 晴美 髙瀨 真理子 宮木 孝子
- 下田歌子関係書簡翻刻(二)— 三島通庸(上) —
- 植田 麦
- 語彙の豊富さの応用可能性
- 中古文学ゼミ(舟見 一哉監修)
- 「実践女子大学所蔵 源氏物語・和歌コレクション展 — 文庫(ふみくら)をひらく —」一般向け解説
- 山田 里奈
- 明治期における「お~だ」「お~です」の使用 — 表す時間的側面からの考察 —
106号
- 菅原 郁子
- 米国議会図書館所蔵『源氏物語』の本文の様相 ─ 帚木巻を中心に ─
- ブルナ ルカーシュ
- 女性旅行家BMエリアーショヴァーと日本女子大学校(一) ─ 一九一三年の大橋広との出会いと交流をめぐって ─
- 大原 祐治
- 『東京週報』掲載 坂口安吾矢田津世子関連資料三点
- 山田 里奈
- 明治期東京語における 人の出入りの際の挨拶表現 — 近世後期江戸語との比較 —
- 鈴木 美恵子
- 「示す」と「見せる」の使い分けについて
- 山内 博之
- 探険的外国語学習の試み — 韓国での料理教室参加 —
105号
- 軽部利恵
- 上代特殊仮名遣いの「違例」と資料的性格の関連—萬葉集木簡仏足石歌に着目して—
- 髙倉永佳 永井とも子 佐藤悟 横井孝
- 平安期女房装束の復元にむけて(三)—「絵巻による平安期女房装束復元の試み」とその前提—
- 田中靖彦 石井仁
- 蕭常『續後漢書』吳載記第一第二の贊について
- 加藤靖子
- 「清藤幸七郎関係文書」所収下田歌子書簡の紹介と翻刻
- 山内博之 髙橋侑希
- 「教える」と「伝える」の使い分けについて
- 鈴木美恵子 山内博之
- 「使う」と「用いる」の使い分けについて
- 山田里奈
- 近世後期江戸語における挨拶表現—人の出入りの際に使用する挨拶表現を中心に—
104号
- 髙橋百百子 竹田長男 竹田有多子 河野龍也
- 国文学科公開講座「美の冒険者佐藤春夫の挑戦」座談会 孫が見た春夫の思い出
- ブルナルカーシュ
- 茶漬けの味もわかるチェコの日本通─一九二六年の日本新聞にみる旅行家Jホロウハの肖像─
- 矢野洋子 小松亜希子 松原哲子
- 桃李満天下—渡辺守邦先生へ—
- 山田里奈
- 近世後期江戸語における謙譲語形式の使用—「お~もうす」、「~もうす」、「~いたす」に着目して—
- 山内博之 鈴木美恵子
- 「助ける」と「手伝う」の使い分けについて
103号
- ブルナルカーシュ
- 忘れえぬ人々─女性旅行家BMエリアーショヴァーの初来日の背景─
- 愛甲晴美 加藤靖子 髙瀨真理子 宮木孝子
- 下田歌子関係書簡翻刻(一)─長崎省吾─
- 小松亜希子
- 「笑い」とは─ロジャーパルバース先生の講演を聴講して─
- 福嶋健伸
- モダリティの定義に2つの立場があることの背景—「意志推量」「丁寧さ」「疑問」「禁止」の各形式の分布が文末に偏ってくるという変化に注目して日本語学史と日本語史の接点を探る—
- 山田里奈
- 近世後期江戸語から明治期東京語における「動詞連用形+ます」の使用
- 山内博之 松尾夏海
- 「救う」と「助ける」の使い分けについて
- 窪田悠介
- 〈新著紹介〉三好伸芳『述語と名詞句の相互関係から見た日本語連体飾修構造』ひつじ書房、2021年3月刊
- 加藤靖子
- 〈史料紹介〉東京藝術大学附属図書館所蔵下田歌子作詞『手巾の歌:出征軍に送る』楽譜
102号
- 福嶋健伸
- 湯浅茂雄先生とするお仕事はいつも楽しく
湯浅茂雄教授 略年譜
湯浅茂雄教授 業績目録
- 川田園子
- 感謝の気持ちを込めて
- 森泉加奈恵
- 湯浅先生のご退職にあたって
- 細田枝里
- 湯浅先生から教えていただいたこと
- 佐藤悟
- 曲亭馬琴「朝顔花合」報条
- 土屋聡
- 書評栗原敦著『宮沢賢治探究』(上下巻)
- 河野龍也
- 実践女子大学近代作家資料選②芥川龍之介書簡佐藤春夫宛(全集未収録)
- 福嶋健伸
- 古典文法書間で「む」「むず」の記載内容はこんなにも違うその2—「む」と「むず」の違いを大学等の入試問題で問うことは妥当か—
- 加藤靖子
- 下田歌子の音楽教育活動—唱歌作詞を中心に—
- 植田麦
- テキストマイニングによるレポート課題の分析—文章と構成の観点から—
- 平原舞雪 山内博之
- 「AKB48」と「モーニング娘。」の歌詞の比較
- 湯浅茂雄
- 山田美妙『日本大辞書』の方言語彙
101号(湯浅茂雄教授退職記念号)
- 福嶋健伸
- 『実践国文学』一○○号をむかえて
- 竹内節子
- 「実践国文学」一〇〇号に寄せて
- 棚田輝嘉
- 国文学科創設百周年記念行事のご報告
- 鈴木美知子
- 思い出すこと
- 髙倉永佳 佐藤悟 横井孝
- 平安期女房装束の復元にむけて(二)—『源氏物語』『源氏物語絵巻』を基盤として重袿—
- 舟見一哉
- 千種切『後拾遺和歌集』補考—本文と朱合点—
- 大橋直義
- 応永初年ごろの耕雲(子晋明魏)について
- 渡辺守邦
- 簠簋抄を修訂する続考
- 佐藤悟
- 『風流目付紋所 并ニかわり六じくわん入リ』について
- 河野龍也
- 佐藤春夫『南方紀行』の中国近代(五)—「集美学校」の青いバラ—
- 棚田輝嘉
- あそこに人間の暮らしがある—石垣りんの視座—
- 田中靖彦
- 蕭常『續後漢書』諸葛亮傳贊について
- 前野清太朗
- 植民地台湾における統治/被統治と複数の「漢文」問題—初期慣行調査からの考察—
- 福嶋健伸
- 「振り真名付き」のくずし字教材—くずし字を無理なく学ぶために—
- 影山輝國
- まだ見ぬ鈔本『論語義疏』(七)
- 横尾文子
- 常磐の松の下かげに—「ちりめん本日本昔噺」寄贈の経緯—
- ツィマアンナ 阿部賢一 須藤輝彦 ブルナルカーシュ
- 渋谷からシブヤへ—作家アンナツィマと『シブヤで目覚めて』を語る—
- 阿部賢一 須藤輝彦 ブルナルカーシュ
- 『シブヤで目覚めて』を読んで
- 河野龍也
- 実践女子大学近代作家資料選梶井基次郎葉書宇賀康宛(全集未収録)
- 兪三善
- アーネストサトウ『会話篇』における人を指すことば
- 三好伸芳
- 形容詞述語と直喩表現
- YAMAUHI Hiroyuki
- On Sentence To Meanings:The Basis of Japanese Linguistics
- 湯浅茂雄
- 『言海』『日本大辞書』の収録語数をめぐって
100号
- 髙倉永佳 佐藤悟 横井孝
- 平安期女房装束の復元にむけて(一)—『源氏物語』からの始発—
- 舟見一哉
- 伝寿暁筆『古今集』断簡及び関連資料の諸問題—旧稿の修正をかねて—
- 田中靖彦 石井仁
- 蕭常『續後漢書』昭烈皇帝紀についての覚書
- 植田麦
- テキストマイニング技術を応用したレポート課題の教育効果測定
- 芦木亜彩湖
- 「大丈夫ですね」の使用に関する実態調査—情報のなわ張り理論を用いた分類から—
- 山内博之
- 究極の外国語学習者の記録(2)—高野秀行の外国語使用①—
- 兪三善
- 日本語教材としてのアーネストサトウ『会話篇』—国内外の日本語会話書との対照から—
- 飯島美佳子
- 大恩ある近藤みゆき先生へ
99号
- 棚田輝嘉
- 追悼近藤みゆき先生
- 熊田優佳
- 近藤みゆき先生へ追悼と感謝の意を込めて
- 柴﨑沙綾
- 近藤みゆき先生を偲んで
- 岩崎瑠莉恵
- 恩師近藤みゆき先生に感謝を込めて
- 成田靜香
- 近藤みゆき先生追悼文
- 西澤(旧姓:石山)眞帆
- 働く女性として憧れる近藤みゆき先生を偲んで
- 近藤泰弘 近藤絢音
- 近藤みゆき教授 年譜及び業績一覧
- 宇田川夏美
- 近藤みゆき先生に捧げる
- 斉藤紀那
- 近藤みゆき先生を偲んで
- 斎藤博予
- 近藤みゆき教授へ 追悼の意を込めて
- 栗原敦
- 近藤みゆき先生のご逝去を悼む
- 久保田淳
- 近藤みゆきさんについての思い出
- 渡辺守邦
- 簠簋抄を修訂する
- 松原哲子
- 赤本についての一考察 —『菊寿草』序文「花さき爺が時代」の意味するもの—
- 河野龍也
- 「鷹爪花」は青く花咲く—佐藤春夫の台湾滞在に関する新事実—
- ブルナルカーシュ
- 心を癒す、偽物のラブレター—ゴーリキーの「ボーレシ」と、太宰治の「葉桜の魔笛」をめぐって—
- 福嶋健伸
- 古典文法書間で「む」「むず」の記載内容はこんなにも違う—「古典文法教育が苦痛であること」の本当の理由—
- 三好伸芳
- 名詞句における内包性と指示性
98号(近藤みゆき教授追悼号)
- 棚田輝嘉
- 横井孝先生を送る
- 横井孝教授
- 略歴ならびにその仕事
- 横井孝教授
- 業績目録
- 朝日彩
- 横井先生のご退職にあたり
- 石渡佐季子
- 日野キャンパス—孝とわたしと、時々、式部—
- 横井孝
- 物語の本義(三)
- 田中靖彦・石井仁・中本圭亮
- 蕭常『続後漢書』の基礎的研究—序および四庫提要の分析を中心に—
- 坂口周
- 書評 河野龍也『佐藤春夫と大正日本の感性—「物語」を超えて』
- 大井三代子
- 下田歌子の『源氏物語』講義—塩田良平・三谷榮一先生聞き書—
- 山内博之
- 究極の外国語学習者の記録(1)—高野秀行の外国語学習—
- 三好伸芳
- “まとめ”を表す接続表現と後文脈の制約
97号(横井孝教授退職特別記念号)
- 横井孝
- 物語の本義(二)
- 牧野和夫
- 「秀範—聖海」の相承血脈をめぐって—十三世紀中期頃の「動き」を探る—
- 大井三代子
- 『下田歌子 歌日記』—翻刻— —下田歌子研究(四)—
- 芦木亜彩湖
- ウェブコ—パスを用いた「大丈夫です」の使用に関する実態調査— 勧誘に対する拒否としての「大丈夫です」—
- 兪三善
- 日本語の教材としてのア—ネスト・サトウ『会話篇』
96号
- 山内博之
- 影山先生と牧野先生へのラブレタ—
- 加藤靖子
- 影山輝國先生の思い出
- 波多香織
- 影山先生との思い出
- 石山眞帆
- 牧野先生の思い出
- 田中靖彦
- 欧陽脩の曹魏正統論とその撤回について
- 横井孝
- 物語の本義(一)
- 栗原敦
- 「ポラ—ノの広場」論のために — 現実の中の争闘から —
- 棚田輝嘉・芦木亜彩湖・齋田・祥子
- 淀野隆三草稿翻刻(下)
- 山内博之
- 機能語と実質語の連続性に関する プロトタイプ論的考察
95号(影山輝國教授・牧野和夫教授退職特別記念号)
-
94号
- 横井孝
- 源氏物語の「自然」と「表現空間」 — 野村精一の仕事をめぐって —
- 上野英子
- 紹巴本源氏物語の本文史 — 野村精一先生と潮廼舎文庫の共同研究を発端として —
- 牧野和夫
- 孔子論図・弥谷寺蔵三宝院流聖教類・宋刊写刻体経典 — 補遺三題 —
- 大井三代子
- 蜂須賀正韶と笛子(三) — 下田歌子研究(三) —
- 河野龍也
- 佐藤春夫の台湾滞在に関する新事実(三) — 新資料にもとづく旅行日程の復元 —
- ブルナ・ルカーシュ
- 研究ノート B・M・エリアーショヴァーと大正期・昭和初期の日本(一)— 新研究の出発点およびその展望 —
- 棚田輝嘉・芦木亜彩湖・齋田祥子
- 淀野隆三草稿翻刻(上)
-
93号
- 横井孝
- 源氏物語 本文研究と古筆切研究のあわい
- 牧野和夫
- 生人形絵番付『西國順礼霊験記』とその周辺 — 関連資料をめぐって —
- 河野龍也
- 書評 坂口周著『意志薄弱の文学史—日本現代文学の起源』
- 政井美穂
- 「A4 一枚一単元教材」の実践報告
- 博士論文・修士論文・卒業論文 題目一覧
-
92号
- 植田 麦
- 非卜部系統『日本書紀』写本群について — 為縄本・玉屋本・三嶋本 —
- 横井 孝
- 山岸徳平博士の物語研究一斑 — 実践女子大学図書館山岸文庫蔵本奥書識語編年資料から —
- 牧野和夫
- 「自写」経典の宋の地における開版小考 — 宋人の一例と九条道家の例 —
- 渡邉守邦
- 仮名草子三題
- 松原哲子
- 草双紙の洒落言葉(三) — 山東京伝の場合 —
- 大井三代子
- 蜂須賀正韶と笛子 — 下田歌子研究(二) —
- 安東悠奈
- 金城一紀『GO』論 — 在日文学から見るアイデンティティ —(平成二十八年度卒業論文)
-
91号(栗原敦教授退職特別記念号)
- 佐藤悟
- 栗原敦先生を送る — 教育と研究 —
- 栗原敦教授
- 略年譜
- 栗原敦教授
- 業績目録
- 棚田輝嘉
- ことなし、と書くという事 — 一葉日記における記述意識 —
- ブルナ・ルカーシュ
- 浮浪者のことば — 小栗風葉訳「強き恋」にみる〈書き換え〉の問題をめぐって —
- 河野龍也
- 佐藤春夫『南方紀行』の中国近代(四) — 筆談が生んだ「誤解」 —
- 田嶋彩香
- 〈若い家族〉を書く意味 — 晩年の宮沢賢治を巡る一考察 —
- 土屋聡
- 春山行夫の詩的認識をめぐって(一)
- 山口みなみ
- 向田邦子の「うしろ向きの視線」
- 植田麦
- 成長する大物主神
- 德岡涼
- 若紫巻の源氏歌「いはけなき鶴の一声聞きしより」について
- 牧野和夫
- 宋版一切経の舶載に係る一、二の問題 — 実賢・〔頼賢—実融〕という相承に沿って —
- 渡辺守邦
- 村菴和尚『金玉和襟集』について
- 松原哲子
- 草双紙の洒落言葉(二) — どらやき・さつまいも・鯛のみそず・四方のあか —
- 大井三代子
- 蜂須賀正韶と笛子 — 下田歌子研究(一) —
- 横井 孝
- 山岸徳平博士の現写本考 — 実践女子大学図書館山岸文庫蔵本識語編年資料から —
- 湯浅茂雄
- 鈴木朖『雅語訳解』の刊行年について
- 平子達也
- 出雲地域7方言の名詞アクセント資料 — 1~3モーラ語 —
- 山内博之・政井美穂
- 日本語教育における「A4一枚一単元教材」作成の試み
- 博士論文・修士論文・卒業論文 題目一覧
-
90号
- 横井孝
- 講義 源氏物語古筆切事始 — 筆者不明の断簡をよむ —
- 松原哲子
- 草双紙の洒落言葉(一) — ならずの森の尾長鳥 —
- 河野龍也
- 佐藤春夫の台湾滞在に関する新事実(二) — 土地資料を活用した台南関連遺跡の調査 —
- 政井美穂
- 返答のタイプによる「てもらってもいいか」の用法の分類
-
89号
- 横井孝
- 講義 源氏と源氏以後—第四講 夜の寝覚と源氏物語
- 德岡涼
- 熊本大学附属図書館寄託永青文庫蔵 松花堂昭乗筆『源氏物語』について
- 牧野和夫
- 中世文学史の一隅——遁世僧の営為の痕跡を辿る〈旧稿の補遺を兼ねて〉——
- 近悠美
- 「こんな」の意味・用法に関する一考察
- 平子達也・五十嵐陽介
- 佐賀県中南部諸方言の二型アクセントについて
-
88号
- 渡邉守邦
- 因果物語の一問題
- 横井孝
- 『紫式部集』注釈のために—「注解」の方法への試考—
- 牧野和夫
- 福州版大蔵経における刻工と印面—東禅寺版—
- 土屋聡
- 新精神という概念をめぐって
- 畑夏希
- 石垣りんの初期作品-『断層』『女子文苑』『少女画報』掲載作品をめぐって-
- 兪三善
- アーネスト・サトウ『会話篇』における言いさし表現について
- 近悠美
- 「こういう」「こういった」の使い分け
- 土屋羽那
- 「卒業式でネイルする」文に関する考察
- 政井美穂
- 「てもいい」の意味用法に関する研究—「ギムレット,もう一杯飲んでもいいですか」が依頼と解釈できる場合を中心に—
- 影山輝國
- まだ見ぬ鈔本『論語義疏』(六)
- 大井三代子
- 『下田歌子私文』—下田歌子関係資料紹介—
- 加藤昌嘉
- 【書評】横井孝・久下裕利(編)『王朝文学の古筆切を考える—残欠の映発』(考えるシリーズII—知の挑発)
- 伊井春樹
- 【書評】近藤みゆき著『王朝和歌研究の方法』
- 金水敏
- 【書評】近藤みゆき著『王朝和歌研究の方法』
- 田嶋彩香
- 【紹介】栗原敦監修・杉田淳子編『宮沢賢治のオノマトペ集』
- 水上由美
- 【紹介】山内博之著『〔新板〕ロールプレイで学ぶ中級から上級への日本語会話』
-
87号
- 横井孝
- 講義 源氏と源氏以後 — 第三講・藤原定家という存在 —
- 牧野和夫
- 中世文学〔美術〕史用語の生成・定着と内国勧業博覧会 — 奈良絵本をめぐって —
- 松原哲子
- 『源氏 重代友切丸』補記 — 青本体裁、紅白絵外題の意味 —
- 栗原敦
- 小倉豊文宛宮沢政次郎書簡集(一)
-
86号
- 横井孝
- 『夜の寝覚』末尾欠巻部復元の問題点—新出断簡分析の方法を模索して—
- 牧野和夫
- 日本現在〔南宋〕刊『大蔵一覧集』について
- 田嶋彩香
- 試論 賢治の描いた夫婦—子供のいない「十六日」の場合—
- 阿部翔子
- 人が立つとき—源氏物語女三の宮の人物造型—
- 影山輝國
- まだ見ぬ鈔本『論語義疏』(五)
- 福嶋健伸
- くずし字を楽しく学ぶための教材の開発—第二言語習得理論を参考に『定家本 ○○』を作成する—
-
85号
- 牧野和夫
- 延慶本〈もと〉奥書・応永書写『平家物語』四周の書物ネットワーク —根来寺「四周」—
- 河野龍也
- 佐藤春夫の台湾滞在に関する新事実 — 台南酔仙閣と台北音楽会のこと —
dt>水上由美
- 『実践日本語教育スタンダード』を利用した類義語リスト(形容詞編)の作成
- 福嶋健伸
- 日本語文法学会誌『日本語文法』の 査読システムの改善をお願いする —「学界水準が弱者を守る」という思想—
-
84号
- 伊藤好美
- 大伯皇女御作歌の表現 — 『万葉集』巻二 一六三・一六四番歌考 —
- 横井孝
- 講義 源氏と源氏以後 -第二講・紫式部と孝標女の距離-
- 牧野和夫
- 日本現存資料から見た宋版大蔵経の〈修〉について -「入(埋)木」の世界-
- 河野龍也
- 佐藤春夫『南方紀行』の中国近代(三) -東熈市と鄭享綬-
- 栗原敦
- 「銀河鉄道の夜」最終形の生成と「〔或る農学生の日誌〕」 -夢・現実・軌道の交錯-
- 坂口周
- 発声映画の文化史(二)横光利一『家族会議』論 -〈幸福〉の行方-
- 影山輝國
- まだ見ぬ鈔本『論語義疏』(四)
- 福家俊幸
- 横井孝著『源氏物語の風景』
- 大館真晴
- 植田麦著『古代日本神話の物語論的研究』
- 伊藤好美
- 影山輝國著『新明解 現代漢和辞典』
- 水上由美
- 『実践日本語教育スタンダード』を利用した 類義語リスト(動詞編)の作成
- 松尾歩
- 古典を親しみやすい教科にするために -百人一首と流行歌の語彙の異同に着目し、授業案を提案する-
-
83号
- 横井孝
- 紫式部集の末尾をめぐる試考 -古典作品の終局の相というもの-
- 牧野和夫
- 談義所逓蔵聖教について - 延慶本『平家物語』の四周・補遺 -
- 坂口周
- シンボリズムとヒプノティズム、あるいは神経衰弱と脳貧血系譜 - 志賀直哉「鳥尾の病気」を軸に -
- 坂口周
- 発生映画の文学史(序) - 矛盾的自己同一体としてのトーキー -
- 神谷碧
- 八雲立つ出雲の旅へ(『古事記』編纂一三〇〇年記念・万葉旅行) - 平成二十四年度 研修旅行報告 -
- 近藤信義
- 《書評》 渡瀬昌忠著作集 <補巻二> 『万葉記紀新考』
- 小野真依子 , 漆田彩 , 北見友香 , 竹原英里 , 福嶋健伸
- 日本語学の研究を 英語論文の参考文献欄に書く場合その3 -Journal of East Asian Linguistics では、 どのように論文を引用しているか-
- 北見友香 , 竹原英里 , 小野真依子 , 漆田彩 , 福嶋健伸
- 日本語学の研究を 英語論文の参考文献欄依書く場合その4 -著者名と発行年の示し方-
- 中俣尚己 , 漆田彩 , 小野真依子 , 北見友香 , 竹原英里
- Skypeを活用した日中会話交流プログラム
-
82号
- 横井孝
- 講義 源氏と源氏以後 -第一講・「文学」と「効用」の問題-
- 牧野和夫
- 中世寺院資料をめぐる二、三の問題-伝領墨署名慶舜・泉湧寺版『四分律含注戒本疏行宗記』の底本-
- 河野龍也
- 佐藤春夫『南方紀行』の中国近代(二)- 漳州訪問先のこと-
- 影山輝國
- まだ見ぬ鈔本 『論語義疏』 (三)
- 栗原 敦
- 意識的と無意識的と-「銀河鉄道の夜」に触れて-
- 棚田輝嘉
- 梶井基次郎「瀬山の話(仮題)」原稿について
- 山口みなみ
- 再考『あ・うん』-自我と他我のせめぎあい-
- Diana Donath
- 幸田露伴の作品における哲学的思想と観念論
- 漆田彩
- 日本語学習者の「か」の使用に関する研究-終助詞を中心にして-
- 中俣尚己 , 岩崎瑠莉恵 , 萩原知世 , 中野仁美 , 山上聡美
- Skypeを活用した初級日本語教育プログラム
- 竹原英里 , 小野真依子 , 漆田彩 , 北見友香 , 福島健伸
- 日本語学の研究を英語論文の参考文献欄に書く場合その2
- 漆田彩 , 北見友香 , 竹原英里 , 小野真依子 , 福島健伸
- 日本語学の研究を英語論文の参考文献欄に書く場合その1
-
81号
- 牧野和夫
- 『沙石集』論 -円照入寂後の戒壇院系の学僧たち-
- 田嶋彩香
- 「銀河鉄道の夜」ジョバンニとその家族 -改稿がもたらしたジョバンニのよりどころ-
- 影山輝國
- 『論語義疏』根本刊本の底本について
- 中俣尚己
- コーパスに基づいた語彙情報つき文法ハンドブックの構想
- 棚田輝嘉 , 山内博之
- ニューミュージックの歌詞の分析 -フォークソング的特徴の喪失-
-
80号
- 野村精一
- 「源氏物語」と和歌について
- 渡辺守邦
- 『国名風土記』考:続群書類従本『日本得名』の刊年を中心に
- 横井孝
- 『紫式部集』をめぐる風景:「かへし 又のとしもてきたり」
- 牧野和夫
- 「思融-良含」周辺のこと・杭州出自の宋人のこと:「軍記物語と東アジアの仏教世界」補遺
- 佐藤悟
- 李白観瀑図の変貌 : 李白はいつから酒に酔ったのか
- 河野龍也
- 消えない足あとを求めて : 台南酔仙閣の佐藤春夫
- 栗原敦
- 宮沢賢治の仏教とはどのようなものであったか(上):「法華経」との出会いまで
- 影山輝國
- まだ見ぬ鈔本 『論語義疏』 (二)
- 徳岡涼
- 浮舟辞世歌の行方
- 久保貴子
- 『建礼門院右京大夫集』の『源氏釈』『源氏物語』引用 : 表現の基底にあるもの
- 後藤ひとみ
- 実践女子大学所蔵吉原細見目録
- 松原哲子
- 『三升増鱗祖』について(二)
- 越後敬子
- 其角堂永機の俳諧活動 : 明治期編
- 木川あづさ
- 尾崎紅葉の文体意識
- 福嶋健伸
- 時代名を含む日本語学の論文の英文タイトルについて : 日本語学の成果を海外に発信するために
- 中俣尚己
- 選択を表す接続詞「または」「あるいは」「もしくは」「ないし」「それとも」の使い分け
- 棚田輝嘉、山内博之
- フォークソングの形態素解析 : 関西フォークと一般フォークの比較
- 近藤みゆき
- 『古今和歌集男性特有表現一覧(改訂版)』 : N-gram分析による古典研究のこれまでとこれから