イタリアの朝食はコルネット(イタリア風クロワッサン)とカプチーノで◎
by 異文化コミュニケーションゼミ(髙グループ)
今年度お二人目のゼミゲストは、イタリア南部の風光明媚なリゾートの島、イスキア島のご出身で、日本に「恋した」結果、日本に暮らして20数年となるロザルバさん。楽しいお話に時が経つのがあっというまで、ますますイタリアが好きになったゼミ生一同でした!

ロザルバさんが熱く語ったご郷里のイスキア島について、特に私の印象に残ったことが2つあります。1つ目はイスキアの水着で入る温泉についてでした。改めて日本の温泉に抵抗があるということを伺うと、裸で温泉に入ることは普通ではなく、日本独自の文化なのだなと客観視することができました。また、普段の服装について、イタリア人は夜のパーティーなどで着用するドレスは露出が高く、それは日中にした日焼けを自慢するためだとお聞きしました。一方で、日本人は人目に敏感で、露出度を控えたりすると思ったため、子どもの頃からの習慣によって感じ方が違うのだなと分かりました。2つ目は、パスタやカフェ文化など、イタリアの伝統に関して誇りを持っていることです。私は、日本人は日本の文化を理解し、誰かに伝え、熱くなれる人は中々いないのかなと思いますが、ロザルバさんは熱を持って、日本にあるイタリア料理を、違うものは違う。こう作るんだと言った明確な考えを持っていました。イタリアの文化、価値観をはっきりと伝えている姿は、とてもカッコよかったです。貴重な時間を過ごすことができて幸せでした。ありがとうございました。(髙)

イタリアの方から直接お話を伺う機会は初めてで、これまで知らなかった文化や風習をたくさん知ることができ、とても勉強になりました。イタリアの食文化やカトリックのお祭りなどたくさん教えていただきましたが、特に日本とイタリアの季節の移り変わりの違いの話が印象に残りました。どちらも四季がありますが、桜や紅葉のように色鮮やかに、くつきりと変化する日本に対し、ロザルバさんの郷里・イスキア島は一年を通して緑に包まれているそうです。ロザルバさんは日本の季節の移ろいや自然がお好きだそうで、イタリアを知ることで改めて日本的な自然の豊かさを実感しました。イスキア島は5月か9月に行くのが、観光客が少なくおすすめだと伺い、いつか是非、訪れてみたいです。ロザルバさん、お忙しい中貴重なお話をありがとうございました。(大内)

ロザルバさんから、イスキア島の観光地や伝統文化、そして食文化について貴重なお話を伺うことができました。特に、アラゴネーゼ城についてのお話はとても印象的で、まるでその場にいるかのような気分になりました。帰国時には頂上のバールでゆっくりと朝食を楽しむ習慣のあるロザルバさん、うらやましいです。しょっぱい味が定番のザ・日本の朝ごはんとは真逆で、イタリアの朝は甘いパンとカプチーノでエネルギーチャージをするそうです。ちなみに、カプチーノは午前中に飲むものという不文律があることもイタリアでは覚えておくべきですね。また、イスキア島の美しい海や豊かな自然、さらには火山活動によって生まれた天然温泉が多く存在することなど、これまで知らなかった魅力をたくさん知ることができ、本当に良かったです。このようなお話を直接伺える機会はこれまでなかったため、大変有意義な時間となりました。貴重なお話をありがとうございました。(菅谷)