「データ時代の女性キャリア開発」における実践女子学園の奥田さまのご講演
人間社会学部開講科目「データ時代の女性キャリア開発」では、データ時代における女性のキャリアを考えることを目的に、さまざまな企業でご活躍されている方々をお招きし、学生が今後の自身のキャリアを考える機会としています。
今回は「データをどう“翻訳”して仕事に活かすか」というテーマも交え、学校法人実践女子学園 広報課の奥田亜紀氏にご講演いただきました。
奥田氏は大学卒業後、研究職を志した後に企業へキャリアチェンジされ、16年間にわたり制作や業務設計など幅広い分野でご活躍されました。現在は実践女子学園の広報課にて、渋谷キャンパスPR動画の制作や学校全体のブランディングを担当されています。
講演では、企業でのビジネスモデルやSaaS型のサービス設計、データを活用したマーケット分析の実例を交えながら、「数字を扱うこと」ではなく「数字を意思決定の材料に翻訳すること」の重要性について語られました。
後半のワークでは、実際のデータをもとに「どの数字に着目し、どんな学生をターゲットとすべきか」を考える演習を実施。学生たちはグループで議論を行い、分析結果を発表・共有しました。
奥田氏は、データを活用する上で必要な力として「課題設定力」「観察力」「こじつけ力(仮説思考)」「翻訳力」「合意形成力」を挙げ、「“こじつけ”とはストーリーをつくること。文系女子の強みが活きる領域です」と語られました。
最後にはご自身のキャリアの変遷や転職理由、ワークライフバランスへの考え方についても紹介され、受講生にとって将来を考える大きなヒントとなるお話でした。
このたびは、貴重なお話と多くの学びの機会をいただき、心より感謝申し上げます。