竹内ゼミ 『オタク自認に関する調査』の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「オタク自認に関する調査」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査・統計データを読み取り、現代社会の動向・傾向を紹介していきます。
第 20 期生 田野美珠稀
この文章を読んでいる皆さんは、何かしらの「オタク」ではないでしょうか。オタクのジャンルは、アニメ、漫画、アイドル、ゲーム、YouTuber など多岐にわたります。現代は多様なコンテンツが生まれ、消費され、「推される」時代です。「推し活」という言葉が定着し、「オタク」という表現も日常的に使われるようになりました。そこで今回は、オタクに関する意識を扱った調査を取り上げてみました。
今回紹介するのは、フリュー株式会社(https://www.furyu.jp/)が実施した「オタク自認に関する調査」です。本調査は、2024 年 2 月 1 日から 6 日にかけて、10 代から 50 代の男女を対象にインターネットリサーチで実施され、サンプル数は 999 人でした。本記事では、その調査結果の中から特に印象に残った点を紹介します。
まず、「オタ活/推し活をしたことがあるか」という質問では、「現在している」と回答した人が 37.3% でした。世代別に見ると、10 代女性が 79.6% と最も高く、次いで 20 代女性が 53.8% となっていました。年代が上がるにつれて「現在している」と回答する人は減少し、「したことがない」と回答する割合が増える傾向が見られました。
次に、「オタ活/推し活をしたことのあるジャンル」については、「アイドル」が 47.1% で最も多く、「漫画・アニメ(作品・キャラクター)」が 39.9%、「ゲーム(作品・キャラクター)」が 21.8% と続きました。オタ活・推し活経験者の約半数がアイドルを対象としており、アイドルが非常に大きなジャンルであることがうかがえます。
さらに、オタ活/推し活をしている人に「自分はオタクだと思うか」と尋ねたところ、「オタクだと思う」と回答した人は 65.1%、「過去にオタクだった」が 17.3% でした。世代別に見ると、10 代で「オタクだと思う」と回答した人は 79.8%、20 代で 72.3%、30 代で 63.3%、40 代で 46.4%、50 代で 47.1% となっており、どの年代も半数以上もしくは半数に迫る勢いであることが分かりました。特に 10 代と 20 代は 70% 越えと、ほとんどの人がオタクを自認していました。
また、オタクを自認している人に対し、「オタ活/推し活中に最も幸せを感じているときの幸福度」を、普段の生活を 100 点とした場合に何点になるかを自由記述で尋ねた結果、「80-99 点」が 27.6% で最も多く、「100 点ぴったり」が 17.6% となりました。中には「10 万点以上」と回答した人も 7.1% いました。特に 10 代女性では、100 点以上と回答した人が約 6 割を占めており、「10 万点以上」も 21.4% とかなり多い結果となっていました。推し活が非常に大きな幸福感をもたらしていることが分かります。
以上のことから、多くの人がオタクを自認していて、オタ活/推し活を経験していることが分かりました。何十年も前はオタクにとって暗い時代もありましたが、少しずつ日の光を浴びるようになり、今ではこうして公に「オタク」だと言うことができます。私の周りにもオタクを自認している人は多いので、こうして息のしやすい時代になったことがとても嬉しく思います。皆さんもぜひ、これからも楽しくハッピーなオタ活/推し活をしてください。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
フリュー株式会社(2024)
フリュー調査レポート:オタ活/推し活経験者の「オタク自認」に関する調査、
https://www.furyu.jp/news/2024/04/Research/
(最終確認日:2025/12/29)。







