竹内ゼミ 『音楽と心の健康に関する意識調査』の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「音楽が人に与える影響についての調査」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査・統計データを読み取り、現代社会の動向・傾向を紹介していきます。
第 21 期生 小林礼菜
みなさんは、気分が落ち込んだときにどんな音楽を聞きますか。日常を振り返ってみると、1 日の予定が終わり家に帰っているとき、夜寝る前に心を落ち着かせたいとき、バイトに嫌でも向かわなければならないので闘志を燃やしたいときなど、さまざまなシーンで音楽は常に私たちの日常に溶け込んでいると感じます。そこで、音楽が人にどのような影響を与えているのかを明らかにしたいと考え、今回この調査を取り上げました。
今回紹介する調査は、Xandrie Japan 株式会社の「Qobuz」が 2025 年 2 月に、全国の 18 歳以上の男女計 642 名を対象に『音楽と心の健康に関する意識調査』を実施しました。今回は公開されている調査結果の中から、気になる項目を紹介いたします。なお紹介する次の 3 つの質問においては、対象者のうち「音楽を全く聴かない人以外」を対象とし、サンプルサイズは 595 名となります。以下の調査結果では、『「Qobuz」 調べ』であることにご留意ください。
まず、「音楽を聴くことであなたの気分や心の状態が変化したり、逆に気分や心の状態によって聴く音楽が変化することはありますか?」の質問(音楽を全く聴かない人以外を対象。サンプルサイズは 595 サンプル)には、「変わる」が 32.8% で、「時々変わる」が43.9% と、合わせて 76.7% の人が音楽と気分の関係を実感していました。このことから、多くの人が音楽と気分は関係しているという考えの傾向が見られました。
そして、「気分が落ちこんだときに音楽を聴いて心を整えた経験はありますか?」の質問(対象は上述の質問と同様)には、「よくある」が 22.9% で、「時々ある」が 43.4% となり、合わせて 66.3% と多くの人が音楽で気分を整えた経験がありました。音楽は、身体的にも精神的にもプラスの影響を与えることが伺えます。
最後に、「音楽を聴くことで、どのような効果や感情を得たいと思いますか?」(複数回答)については、「心を落ち着かせたい」が 53.4% で一番多く、「前向きな気持ちになりたい」が 45.9%、「満たされた気分になりたい」が 36.5% と続きました。多くの人は、音楽を聴いて自分を良い方向にコントロールしようとしていることがわかります。
こうして音楽は、私たちの日常で感情や気分と相互作用していることがわかりました。さらに、音楽によって感情や気分が前向きに変化することで、その後の行動にも影響を及ぼす可能性があります。音楽は、私たちの人生を豊かに、そして支えてくれる存在になるとともに、音楽に影響されすぎると良くも悪くも性格や人生が大きく変わってしまいます。もし、みなさんが新しい自分に出会いたければ、いつもとは違う、新しいジャンルの音楽に挑戦してみるのも良いかもしれません。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
Xandrie Japan 株式会社「Qobuz」(2025)
<Qobuz:音楽と心の健康に関する意識調査>3人に1人は「音楽を聴くことで幸福感を得たい」と回答 さらに音楽視聴による幸福感を高めるカギは「高音質」と「空間」にあることも明らかに、
https://prtimes.jp/a/?c=87880&r=7&f=d87880-7-0220b8b645f0b18607a7809fb0615155.pdf
(最終確認日:2026/04/24)。







