解剖生理学研究室(筧 慎治 教授)
研究室の紹介
私の専門は、運動神経生理学と呼ばれる分野に属し、身体を動かす脳のしくみの解明と、その異常により生じる運動障害の患者さんの病態評価方法の確立を進めています。最近は、運動と栄養の関わりにも研究領域を広げ、本学科卒業生の新宮巴菜さんと共同で、Female Athlete Triad (FAT)という、女性アスリートに見られる栄養学的障害のモデルラットによる病態解明にも取り組んでいます。FATは、陸上長距離や新体操等の慢性的な体重制限を伴う女性アスリートに頻発する「利用可能なエネルギー不足」,「視床下部性無月経」,「骨粗鬆症」を3徴とする栄養学的障害であり、行動学的な分析に加えて、血液生化学的分析による病態解明に取り組んでいます。
卒業研究課題については、私の専門に限定せず、広い分野のテーマから自由に選んでいただき、一緒に考えながら進めていくスタイルで進めています。
卒業論文のテーマ(卒業論文の研究成果)
- エネルギー不足の女性アスリートを想定したモデルラットから見えた貧血にとどまらない全身の複合的な問題
- 食品物性の違いによる咀嚼筋活動の比較
- Female Athlete Triad モデルラットの食餌制限の身体と身体活動量への影響
- 貧血の分類と栄養面での対応
受験生へのメッセージ
解剖生理学は基礎的な科目ですが、皆さんが将来管理栄養士として栄養学的に新たな問題解決に取り組むとき、その土台となり、皆さんを支えてくれます。高校の生物学の土壌の上に、皆さんの大学での学びの大木が育つお手伝いをさせていただきたいと思います。







