「データ時代の女性キャリア開発」における株式会社マクロミルの井出さまのご講演
人間社会学部開講科目「データ時代の女性キャリア開発」では、データ時代における女性のキャリアを考えることを目的に、さまざまな企業でご活躍されている方々からご講演をいただき、学生が今後の自身のキャリアを考える機会としています。
本日の授業では、株式会社マクロミルの井出美南氏にご登壇いただき、入社から現在に至るまでのキャリアをご紹介いただきました。講演ではまず、株式会社マクロミルにおけるマーケティングの定義を「モノやサービスが“売れ続ける”仕組みづくり」と説明され、その実現に向けてマーケティングリサーチが果たす役割についてわかりやすくお話しいただきました。
従来の KKD(勘・経験・度胸)に頼る方法ではなく、アンケートやログデータ、生体データなど多様なデータソースを活用し、多角的に分析することで本質的な課題解決につなげている点は、学生にとって特に印象深い内容でした。実際の商材を例に、ターゲットとなる消費者像の考え方や、調査結果がどのようにマーケティング施策へ展開されるのかも紹介され、商品開発のプロセスを具体的に理解する機会となりました。
後半のミニワークでは、事前配布されたデータをもとに仮説を立て、ユーザー像を検証・整理する演習を実施しました。Who(誰に)・What(何を)・How(どのように)を意識し、仮説設定から検証までのプロセスを実際に体験する時間となりました。最後には、依頼者に提示する資料化のポイントについても触れていただき、実務さながらの学びとなりました。
終始、会場への呼びかけを交えたテンポの良い講演で、学生にとってマーケティングリサーチの魅力を実感する貴重な時間となりました。
このたびは貴重なお話と多くの学びの機会をいただき、心より感謝申し上げます。







