竹内ゼミ 『睡眠に関する意識・行動調査』の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「睡眠に関する意識・行動調査」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査・統計データを読み取り、現代社会の動向・傾向を紹介していきます。
第 20 期生 石川瑚依
みなさんは、日々十分な睡眠時間を確保できていますか。「課題が終わらなくて」「アルバイトが忙しくて」など、さまざまな理由から就寝時間が遅くなってしまう人も多いのではないでしょうか。私自身、小さい頃からなかなか寝付けず夜更かしをしてしまうことが多く、20 歳を過ぎた今でも、睡眠に対するハードルの高さを感じています。スマートフォンなどのインターネットが普及した現在、世の中の人々がどの程度、睡眠に関して悩みや問題を抱えているのかについて関心を持ち、調べてみたいと考えました。
今回紹介するのは、日本インフォメーション株式会社が実施した「睡眠に関する意識・行動調査」です。本調査は、2022 年 5 月にインターネット調査として行われ、16-59 歳の男女を対象に、「睡眠の悩みの有無」「睡眠の悩みの種類」「不眠の原因」「睡眠対策として日頃行っていること」「今後行ってみたい睡眠対策」などについて調査されています。本記事では、その中からいくつかの結果を抜粋して紹介します。
はじめに、「睡眠の悩みの有無」についてです。全体では、約半数の人が「悩みがある」または「やや悩みがある」と回答しており、多くの人が睡眠に何らかの問題意識を抱いていることが分かりました。特に、16-19 歳および 20 代の女性では、「悩みがある」「やや悩みがある」と回答した割合がいずれも半数を超えており、若年女性において睡眠への悩みが強い傾向が見られました。また、全体的に男性よりも女性のほうが、睡眠に関する悩みを抱えている割合が高いことも特徴的でした。
次に、「睡眠の悩みの種類」について見てみます。睡眠に悩みがあると回答した人に具体的な内容を尋ねたところ、「睡眠時間が不足している」と答えた人が 55.9% と最も多くなりました。特に 10 代・20 代の女性では、寝起きや寝つきに関する悩みが目立ち、「日中もだるい・眠い」「寝起きの気分がすぐれない」「なかなか布団から出られない」といった項目を挙げた人が比較的多く見られました。
さらに、「不眠の原因」については、「ストレス」と回答した人が 52.2% と最も多く、次いで「生活習慣の乱れ」(38.4%)があげられていました。日常生活の中での精神的・時間的な余裕のなさが、睡眠に大きな影響を与えていることがうかがえます。
以上の結果から、睡眠に関して何らかの問題を抱えている人は少なくないことが分かりました。多くの人が「睡眠時間の不足」を課題として認識している一方で、なぜ睡眠時間が十分に確保できないのか、どのような工夫があれば改善につながるのかについては、さらに掘り下げて考える必要があると感じました。今後は、こうした点についても調べていきたいと考えています。個人的には、幸福度が低いといわれる日本において、その改善の一因として睡眠時間の確保が重要なのではないかと感じています。みなさんも、日々の睡眠を見直し、心に余裕のある生活を目指してみてはいかがでしょうか。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
日本インフォメーション株式会社(2022)
睡眠に関する意識・行動調査、
https://www.n-info.co.jp/report/0034
(最終確認日:2025/12/23)







