竹内ゼミ 『おひとりさま消費に関する調査(2024)』の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「おひとりさま消費に関する調査(2024)」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査・統計データを読み取り、現代社会の動向・傾向を紹介していきます。
第 20 期生 有馬詩織
突然ですが、皆さんはひとりで行動した経験はありますか。近年、「ひとりキャンプ」や「ひとり焼肉」など、「ひとり○○」という言葉を SNS などで目にする機会が増えています。私自身も大学生になってから、ひとりで外出を楽しむことが増えたと感じています。そこで今回は、現代の日本人がどのようにひとり行動を捉え、実際に行動しているのかに関心を持ち、関連する調査を調べてみました。
今回紹介するのは、マーケティング・リサーチ会社である株式会社クロス・マーケティングが実施した「おひとりさま消費に関する調査(2024 年)外出編」です。本調査はインターネットリサーチにより実施され、対象地域は 47 都道府県、調査対象は 20-69 歳の男女、有効回答数は 2,500 人、調査期間は 2024 年 11 月 8 日から 10 日までとなっています。本記事では、調査結果の中から特に印象に残った点を取り上げて紹介します。
まず、「直近 1 年間にひとりで行ったお出かけ先」について見ると、全体の 1 位は「ショッピングモール・アウトレットモール」(16%)、2 位は「百貨店・デパート」(14%)、3 位は「映画館」(13%)という結果でした。商業施設への外出経験は比較的多いものの、いずれも1~2割程度にとどまっており、ひとりで外出をしている人は全体として少数派であることが分かります。
次に、「ひとりで行くことに抵抗感のあるお出かけ先」については、「遊園地・テーマパーク」が 29% で最も多く、「果物狩り・味覚狩り園」と「海外旅行(1 泊以上)」がともに 26% で続きました。ただし、いずれの項目も割合は 3 割以下であり、強い抵抗感を持つ人はそれほど多くないことがうかがえます。また、すべてのお出かけ先において、男性よりも女性のほうがひとりで行くことに抵抗を感じる割合が高いという結果も示されていました。このことから、女性は防犯面などへの不安を背景に、ひとり行動に慎重になる傾向があるのではないかと考えられます。
以上の結果から、ひとり行動に対する抵抗感は全体として低い一方で、実際にひとりで外出している人は少なく、意識と行動の間にはギャップがあることが分かりました。誰かと一緒に行動することで体験を共有できる楽しさがある一方、ひとり行動には自分のペースで自由に行動でき、リラックスして過ごせるという魅力もあります。ひとり行動に抵抗を感じている方も、ぜひこの機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
株式会社クロス・マーケティング(2024)
おひとりさま消費に関する調査(2024 年)外出編、
https://www.cross-m.co.jp/report/20241203alone
(最終確認日:2025/12/29)







