地域・生活文化ゼミ(須賀ゼミ)が、「布川ファーマーズマーケット」を開催しました(7/26)
7月26日(土)、生活科学部現代生活学科の地域・生活文化ゼミ(以下、須賀ゼミ)が、日野市のコミュニティーセンター「カワセミハウス」にて、恒例の「布川ファーマーズマーケット」を開催しました。須賀ゼミでは2015年から新潟県十日町市松之山布川地区との交流を図っています。今回の布川ファーマーズマーケットでも、山里布川米(魚沼産コシヒカリ)や布川地区で採れたばかりの旬の夏野菜を販売しました。
「布川ファーマーズマーケット」開催
開始前から行列が! 2kgと5kgのお米は即完売

布川地区と日野の地域をつなぐイベントとして、日野市の「カワセミハウス」を拠点に須賀ゼミが定期的に開催している「布川ファーマーズマーケット」。今回は、降雨の少ない日が続き農作物の生育が思わしくない状況であるにもかかわらず、布川の皆さんが貴重な採れたて野菜とおいしいお米を運んでくださいました。
開始前から行列ができ、大好評の山里布川米(魚沼産コシヒカリ)は2kgと5kgが即完売! とうもろこしやきゅうり、ズッキーニ、枝豆、なす、ゴーヤなど、この季節ならではの夏野菜の売れ行きも好調でした。
「まつむすめ」のイメージキャラクターも登場。日野自動車の社員の方も視察に
須賀ゼミが布川で展開する活動のシンボルとして生まれ、本学が布川で作っているお米の商品名ともなった「まつむすめ」。そのイメージキャラクターとして生まれた5人の女の子のキャラクターの紹介パネルも、「布川ファーマーズマーケット」に登場しました。同様のパネルは、本学が包括連携協定を締結する新潟県十日町市の魅力をPRするため、JR中央線・日野駅で実施中のパネル展示でも掲示されています。
また、この日の「布川ファーマーズマーケット」には、本学がかねてより地域連携の一環として交流を図ってきたラグビーチーム「日野レッドドルフィンズ」の母体であり、本年度より須賀ゼミとの新たな連携を開始した日野自動車の社員の方も視察に訪れました。7月22日(火)には、須賀ゼミの学生が日野自動車本社にて布川のお米や野菜を販売する出張簡易版の「布川ファーマーズマーケット」を実施するなど、日野自動車との関係を深めている須賀ゼミ。今後も協働しながら、布川の地域活性化と課題解決につながる施策に取り組んでいく予定です。
日野自動車株式会社 総務部総務室社会貢献グループ 品田 明恵氏のコメント
同じく日野市を拠点とする組織として、当社はこれまでも実践女子大学と交流を重ねてきました。その取り組みをさらに発展させ、「企業」と「大学」という異なる立場の組織が連携することにより、さらに日野市という地域を豊かにしていきたい——。そのような思いから、今年度より須賀ゼミの皆さんと協働して、様々な取り組みを行っています。先日は、須賀ゼミの学生の皆さんが弊社を訪れ、コンパクト版の「布川ファーマーズマーケット」を開催してくださいました。布川という地域の課題解決に向けて共に手を取り合うことで、社会関係資本の構築と地域愛の醸成を実現できれば幸いです。
須賀ゼミ生のコメント

現在、布川地区は高温と少雨に見舞われていますが、それでもこの「布川ファーマーズマーケット」のために、貴重な新鮮野菜をたくさん届けてくださいました。大好評の布川米をはじめ、トウモロコシやオクラといった季節の夏野菜を無事販売することができ、布川の皆さんには心から感謝しています。なお、布川との交流を深める新たな活動として、須賀ゼミでは新たに「棚田キャンプ」(仮称)を企画中です。これは、休耕田の雑草を刈り取ってテントを張り、そこに寝泊まりして農村体験をしてもらう滞在型プログラムです。新しい関係人口づくりのプログラムとして、しっかり準備を進めていきたいと思っています。
(生活科学部現代生活学科4年 高嶋 栞さん)

布川との新たな交流施策として、空き店舗を利用し、地域の特産物や、オリジナルグッズを販売する「松之山ふるさとマルシェ」(仮称)というイベントの準備を進めています。地域のステキを語りたくなる楽しいワークショップなども取り入れて、ここに来ると誰もが、「ふるさと」を大切に思う交流の場となるよう計画中です。オリジナルグッズには、須賀ゼミで考案した「山里くらしカルタ」の絵札の柄もデザインしたいと考えています。今後も布川×実践女子大学の新たな取り組みにご期待ください!
(生活科学部現代生活学科4年 平田 明日香さん)