ホストファミリーはヴィーガン。文化の違いが、新しい価値観をくれた。
イギリス・サセックス大学
留学:協定校派遣留学
留学期間:2023年9月~2024年3月

英文学科3年
※こちらの記事は、取材時の情報になります。
Q:留学に参加しようと思ったきっかけは?
もともとイギリスの音楽やバンドに興味があったことから、留学先にイギリスを選びました。また、語学学校では語学しか学べないと感じていたため、語学だけでなく専門的な内容も学べる、さまざまな学部を持つサセックス大学を選びました。実際にビジネス学部のマーケティングの授業にも参加でき、日本では得にくい学びを経験することができました。
Q:留学で、印象に残っていることは何ですか?
アメリカ英語に慣れていた自分にとって、イギリス英語の発音や語彙は予想以上に難しく、戸惑うことが多くありました。ホストファミリーとの会話では何度も話を繰り返してもらったり、宅配業者との電話では聞き取れず、知人に代わってもらう場面もありました。「もっと事前にイギリス英語を勉強しておけばよかった」と痛感しましたが、周囲の温かいサポートのおかげで徐々に慣れ、自信を持ってコミュニケーションが取れるようになりました。
また、ホストファミリーがヴィーガンだったことで、食文化の違いを身をもって体験しました。イギリスでは動物愛護や環境保護の意識が高く、学食やレストランにもヴィーガンメニューが豊富に用意されていました。価値観を押しつけることなく、互いを尊重し合う姿勢から、文化の違いを受け入れる大切さを学びました。
授業では、常に自分の意見を求められる環境にあり、最初は戸惑いましたが、ディスカッションを重ねる中で「考えを伝える力」が自然と身につきました。また、行動すれば歓迎される文化の中で、積極性や挑戦する姿勢の大切さも実感しました。
さらに、イギリスならではのパブ文化などを通して、現地の人々との交流も深まり、語学だけでなく多面的にイギリスの文化を理解できた、非常に充実した留学となりました。
Q:留学を終え、自身の考え方や行動変化があったことや将来に生かしたいことを教えてください。
イギリス留学を通して、自分の意見を遠慮せず伝えることの大切さを学びました。日本の「謙遜」文化も大切にしつつ、グローバル社会では自分を理解し、言語化する力が必要だと実感しました。半年間でその力が大きく伸びたと感じています。
英語科の中高教員免許を取得予定であることから、日本の公立校でも「英語を話せる自信」を持たせられるような教育に関わりたいという思いも芽生えました。将来的には再び海外で生活することを目指しています。
※こちらの記事は、取材時の情報になります。