オーストラリア:グローバルインターンシップ(短期)
オーストラリア・シドニー 幼稚園アシスタントティーチャー(AT)ボランティアプログラム
海外長期インターンシップ(約3週間)
現地の幼稚園やチャイルドケアセンターで、2~5歳の園児と遊んだり、食事やお昼寝の準備、教室の整理整頓など、保育補助をします。
他民族・多文化国家であるオーストラリアの教育現場を体験し、教育や文化の違いについて学ぶことができます。滞在はホームステイで、現地の暮らしや多文化社会を経験できるプログラムです。

英文学科3年
※こちらの記事は、取材時の情報になります。
教えるより、寄り添う。オーストラリアの幼児教育に学んだこと。
Q:グローバルインターンシップに参加しようと思ったきっかけは?
以前から教育業界に関心があり、日本と海外の教育の違いを自分の目で確かめたいと思ったからです。私は、中学生の時幼稚園での職場体験を経験しました。この時の経験と、このプログラムに参加することで日豪の幼児教育を比較できるのではないかと思い、このプログラムを選びました。また、グローバルフェアでアシスタントティーチャーを経験した先輩の発表を聞き、多国籍な文化やさまざまな言語・人々に触れられる環境に魅力を感じ、参加したいという思いが強まりました。
Q:グローバルインターンシップで、印象に残っていることは何ですか?
印象に残っているのは、オーストラリアの幼稚園で「個」を大切にする教育に触れたことです。子どもたちは一斉に同じことをするのではなく、それぞれが好きな遊びに取り組んでおり、その自由な環境の中で一人ひとりの個性が輝いている様子がとても印象的でした。私は折り紙やお手玉を紹介し、日本文化を楽しんでもらう機会もありました。反対に、園児や先生、ホストファミリーからさまざまな国の言葉や料理を教えてもらい、文化を共有し合う楽しさを実感しました。
一方で最も大変だったのは、自分の役割を常に自分で判断しなければならなかったことです。子どもたちの命に関わる場面も多く、「何をしていいのか」「どこまで関わってよいのか」と迷うこともありましたが、自ら先生に声をかけて許可を取ったり、先生の行動を観察して動いたりする中で、主体的に行動する力が身についたと感じています。
Q:グローバルインターンシップを終え、自身の考え方や行動変化があったことや将来に生かしたいことを教えてください。
インターンシップを通して、自分の中で大きく変化したことが2つあります。1つ目は、自分の気持ちや意見を積極的に言葉にできるようになったことです。以前は意見を控えがちでしたが、インターンシップや交流を通して、伝えることの大切さを実感し、自信を持って発言できるようになりました。
2つ目は、異なる背景を持つ人々との交流への関心が高まったことです。当初は英語そのものに興味がありましたが、文化を理解し合う楽しさを知り、異文化への興味が深まりました。現在も授業や留学生との交流、オンライン英会話などを通じて学びを続けています。
今後は、大学業界で海外と関わる仕事に携わり、日本と海外をつなぐ役割を果たしたいと考えています。今回の経験を糧に、挑戦を恐れず前向きに行動していきたいです。
※こちらの記事は、取材時の情報になります。