合わせるばかりの私が、“私はこう思う”を言えるようになった。
カナダ・フレーザーバレー大学
留学:交換協定校留学
留学期間:2022年9月~2023年4月

英文学科4年
※こちらの記事は、取材時の情報になります。
Q:留学に参加しようと思ったきっかけは?
留学の目的は、英語力の向上と自分の世界観を広げることでした。英語圏であり多民族国家でもあるカナダは、その両方を実現できる環境だと考え、フレーザーバレー大学を選びました。また、就職活動を通して自分の本当にやりたいことが見えず、自分と向き合う時間が必要だと感じたことも大きな理由です。あえて困難な環境に身を置くことで、新しい世界に触れ、自分自身を見つめ直したいと考えました。
Q:留学期間中に、印象に残っていることは何ですか?
留学先では、ほとんどの授業がディスカッションやグループプロジェクト中心で、ネイティブスピーカーに囲まれた環境での参加は大きな挑戦でした。最初は言葉が出ず悔しい思いもしましたが、「わからないから黙る」のではなく、自分の言葉で意思を伝えることの大切さを学びました。シンプルな英語でも意見を伝えればしっかり受け入れてもらえたことで、次第に自信がつき、チームの一員としてプレゼンを完成させることができました。
この経験から「無言はコミュニケーションの放棄」だと実感し、自分の意思を持ち伝えることの重要性を強く感じました。授業以外でも、他国の友人との外出などで「次に何をしたいか」を伝える場面が多く、人に合わせがちだった自分にとって良い成長の機会となりました。何度か参加したホームパーティーも、交流の輪を広げる楽しい思い出として印象に残っています。
Q:留学を終え、自身の考え方や行動変化があったことや将来に生かしたいことを教えてください。
今回の留学を通して、自分の考えや意見を発信することへの抵抗がなくなり、授業に対する姿勢が大きく変わったと感じています。現地の学生たちが積極的に発言し、生徒主体で進む授業の中で2セメスターを過ごしたことで、自分も自然と発信することに慣れました。
また、文化の違いに戸惑う場面もありましたが、それを受け入れて協力し合う姿勢の大切さを体感しました。今後グローバル化がさらに進む中で、異なる文化的背景を持つ人々と互いに理解し合いながら働くことが求められます。将来は、そうした多様性を尊重しながらチームで同じ目標に向かえる、真のグローバル人材として社会に貢献したいと考えています。
※こちらの記事は、取材時の情報になります。