2017年度 万葉旅行
「古代の都を廻る—飛鳥諸宮・平城京・平安京—」をテーマに、明日香・奈良・京都を廻りました。
1日目: 明日香村(貸切バス) |
東京駅(集合)—近鉄奈良駅—甘樫丘—水落遺跡—飛鳥坐神社—飛鳥寺・蘇我入鹿首塚—万葉文化館・酒船石遺跡—伝飛鳥板蓋宮跡—石舞台古墳—奈良市内で懇親会—興福寺・猿沢池(夜景)—サンルート奈良(泊) |
2日目: 奈良市内(貸切バス) |
興福寺—東大寺—平城宮跡歴史公園(資料館・大極殿・遺構展示館・東院庭園・朱雀門)—薬師寺—ホテル内で懇親会・エミナース京都(泊) |
3日目: 京都・嵐山 |
渡月橋—天龍寺—竹林の小径—野宮神社—常寂光寺—落柿舎—二尊院—滝口寺—祇王寺—清涼寺—京都駅(お土産ショッピング)—東京駅(解散) |
明日香・甘樫丘 —明日香を一望できるスポット—
日本書紀にもその名の見える甘樫丘は、明日香村にある148メートルの丘陵です。展望台からは明日香を一望することができます。明日香に来たら、最初に訪れるべきスポットです。
明日香・石舞台古墳 —古代豪族・蘇我馬子の墓とされる古墳—
石舞台古墳は6~7世紀の有力豪族・蘇我馬子の墓と伝えられている古墳です。墳丘の盛土が残っておらず、横穴式石室が露出して巨大な天井岩が舞台のように見えるため、石舞台と呼ばれています。石室に入ることのできるめずらしい古墳です。
懇親会 —国文学科に学ぶ学生同士が親しく交流するチャンス—
万葉旅行は国文学科の学生なら希望すれば誰でも参加できるので、毎年、様々な学年・ゼミの学生が参加します。初日の懇親会は、ふだんなかなか親しく話をする機会のない先輩・後輩と、学年を超えて親しく交流する場となっています。
奈良・平城宮(大極殿) —平城遷都1300年記念に復元された宮殿—
大極殿は天皇が政務をとる場所で、最も重要な宮殿です。天皇の権威を視覚化するために、美しく荘厳に作られました。平城宮跡では1998年に朱雀門が、2010年に大極殿が復元されています。
奈良・薬師寺(食堂) —天武天皇によって創建された、世界遺産の寺院—
薬師寺は天武天皇の発願により創建された寺院ですが、平城遷都に伴い飛鳥から奈良に移転しました。
食堂(じきどう)は僧侶が食事をするための建物ですが、2017年に再建されたこの食堂には全長50メートルにも及ぶ壁画が描かれており、薬師寺の歴史や当時の文化がよく分かります。
京都・野宮神社 —伊勢神宮に仕える斎王が身を清める宮—
野宮は、かつて、天皇の代理として伊勢神宮に仕える斎王が伊勢に赴く前に身を清めるための宮でした。源氏物語や謡曲にも登場します。やがて、斎王制度が廃れると、神社として存続することとなり、現在、野宮神社は縁結びの神社として人気を集めています。
京都・常寂光寺 —嵯峨野にある美しい寺院—
嵯峨野の小倉山の中腹にある日蓮宗の寺院で、藤原定家が小倉百人一首を編纂した時雨亭があったとされる候補地の一つです。平安時代、嵯峨野は皇族や貴族が離宮や山荘を構える土地でした。今でも頻繁にドラマや映画のロケが行われているそうです。