現代生活学科の地域・生活文化ゼミ(須賀ゼミ)が、「オクトーバーフェスト」を開催しました(10/11)
生活科学部現代生活学科の地域・生活文化ゼミ(以下、須賀ゼミ)が主体となり、日野市のコミュニティーセンター「カワセミハウス」で10月11日(土)、「オクトーバーフェスト」を開催しました。今年度は、日野市の特産品であるTOYODA BEERの復刻10周年を記念するコンテンツを企画。昨年度に引き続き、日本製紙グループの協力を得て紙コップ回収にも取り組み、紙資源の再利用推進を呼び掛けました。また、須賀ゼミと親交の深い布川(新潟県十日町市松之山布川地区)の野菜や新米を販売する、恒例の「布川ファーマーズマーケット」も開催。当日はあいにくの雨模様にもかかわらず、多くの来場者でにぎわいました。
「オクトーバーフェスト」開催
「オクトーバーフェスト」とは
「オクトーバーフェスト」受付
オクトーバーフェストは、ドイツ発祥のビールのお祭りです。日野市のカワセミハウスで行うオクトーバーフェストは、日野発祥のクラフトビールであるTOYODA BEERを楽しみながら地域をつなぐお祭りとして須賀ゼミの学生が発案し、2017年から開催しています。須賀ゼミが2015年から交流を図っている布川の野菜や新米を販売する「布川ファーマーズマーケット」も、オクトーバーフェストで毎年実施しています。
TOYODA BEER復刻10周年を記念し、さまざまな企画を展開
「おえかきコーナー」に参加して楽しむ来場者の皆さま
毎年、オクトーバーフェストで人気のTOYODA BEERは今年で復刻10周年。この日野市の特産品を通じて地域の魅力をより多くの人に知ってもらおうと、今回のオクトーバーフェストでは、「あふれるのは泡だけじゃない。地域に、乾杯。」というキャッチコピーを掲げ、こだわり・つながり・チャレンジ精神をテーマにさまざまな企画を準備しました。
その一つが、TOYODA BEERのイメージキャラクターを来場者の方に描いてもらうコーナーです。家族みんなでTOYODA BEERが楽しめるように、オリジナルコースターづくりも行いました。
「choitoTM」のハンカチタオルを販売
また、昨年度に引き続き日本製紙グループの協力を得て、紙コップのリサイクル活動を実施しました。使用済み紙コップのほとんどは燃えるゴミとして処分されていますが、日本製紙グループではこのような食品・飲料用紙容器の再資源化を推進しています。そこで、今回もTOYODA BEERを紙コップで販売し、使用された紙コップを洗浄・回収しました。さらに、紙ゴミ資源化推進ブースも設置し、紙ゴミから生まれた日本製紙グループのアップサイクルブランド「choitoTM」のハンカチタオルを販売。紙ゴミの再利用を促すワークシートの配布も行いました。加えて、紙ゴミの多くを占める紙おむつに関するアンケート調査も実施。集まった市民の声は、日野市に参考意見として届ける予定です。
地域とのつながりを深めるアイデアも随所に
学生たちが手作りした「どんぐりの木」のボード
カワセミハウス内には、学生たちが手作りした「どんぐりの木」のボードも設置されました。どんぐりの木(樫)は日野市の“市の木”です。来場者たちはどんぐりの実をかたどったカードに地域への思いを書き込み、この「どんぐりの木」に貼り付けていきました。そばにはかるたコーナーも設けられ、須賀ゼミのオリジナルかるたで来場者同士の交流が生まれました。
そのほか、来場者と一緒にクロージングキャンドルや紙コップランタンを作るワークショップも実施。オクトーバーフェスト恒例のクロージングキャンドルを、これまでとはひと味違った灯りで演出しました。
布川ファーマーズマーケットでは「まつむすめ」キャラクターのうちわを展示
「まつむすめ」うちわ
オクトーバーフェストでは、恒例の「布川ファーマーズマーケット」も開催され、布川地区で採れた旬の野菜や新米を前に多くの来場者が列を作りました。新米の米袋は、本学が布川地区のブランディングの一環として制作したロゴマークを配した新たなデザインに刷新されました。
また、「プロジェクト実践演習a」の授業と須賀ゼミ生の力で考案されたイメージキャラクター「まつむすめ」のオリジナルうちわも展示されました。本学は新潟県十日町市と包括的連携協定を締結しており、「まつむすめ」のイメージキャラクターは、同市との多様な取り組みの中での活用が期待されています。このオリジナルうちわは、9月22日(月)に十日町市の松之山郵便局前の空き店舗を活用して須賀ゼミ生が実施した「Jissen まつむすめminiマルシェ in 松之山」でも配布されました。現在、新たなオリジナルグッズの開発プロジェクトも進行中です。
須賀ゼミ生のコメント
現代生活学科3年 大塚萌由さん、武内優佳さん
今回のオクトーバーフェストは、3年生が中心となって企画を担当しました。ポイントは、TOYOTA BEER復刻10周年です。日野地域の特産品TOYOTA BEERを通じて、地域の魅力を発信したいという思いから、イメージキャラクターを考えるコーナーを設けました。TOYOTA BEERを飲む親世代も、そのお子さんも、家族全員で楽しめるように工夫したつもりです。「あふれるのは泡だけじゃない。地域に、乾杯。」という今回のオクトーバーフェストのキャッチフレーズには、地域への関心をさらに高めてもらいたいという願いも込めています。
また、紙資源の再利用を促進するためのブースでは、アップサイクル製品の販売や、資源再利用について学べるワークシートの配布、紙おむつに関するアンケート調査などを実施しました。さらに、「どんぐりの木を実らせよう」というコーナーなど、ゼミ生がチームごとに企画を立案し、主体的に実行しました。全チームの進捗を把握し、情報共有を図りながら進めるのは難しかったですが、全員が責任感を持って行動し、無事にオクトーバーフェストを終えられたことをうれしく思います。
今回、私たち須賀ゼミ生と「プロジェクト実践演習a」の授業で考えた「まつむすめ」のキャラクターについては、うちわでの紹介にとどまりましたが、新たなオリジナルグッズの開発プロジェクトも進行中です。本学と包括的連携協定を締結している新潟県十日町市との連携をさらに深めていくために役立てたいと考えていますので、今後の展開にご期待ください。
(生活科学部現代生活学科3年 大塚萌由さん、武内優佳さん)








