井上 綾野先生
”なぜ買ってしまうのか?“消費者の心理を考えよう
井上 綾野(INOUE Ayano)/現代社会学科
2001年同志社大学商学部卒業
2003年慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了
2006年慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得満期退学
2019年4月より実践女子大学人間社会学部現代社会学科准教授
Q1. 先生の研究分野は何ですか。その研究を始めたきっかけは何ですか
フェアトレードなどの製品を対象に社会と消費者の購買行動の接点を研究しています。
「消費は投票」だと言われますが、消費者は、モノを買うことで、その企業の考えや社会的な姿勢を支持することができます。このような新しい消費に関心を持ち、このような研究を始めました。
Q2. 先生が担当されている授業の中で、学科を決める1年生やゼミを決める2年生におススメの授業は何ですか
是非「マーケティング論」を受講していただきたいです。マーケティングは、社会の変化に合わせて、どんどん変化していく学問です。その楽しさを感じていただけたら嬉しいです。
Q3. 先生のゼミはどのような活動をしていますか。どんな雰囲気ですか
ゼミでは、外部のコンテストに出場したり、企業とのPBLを行っています。
今年は山梨県の酒蔵にご協力をいただき、酒蔵とSDGsの関係性を研究しています。
Q4. 先生のゼミでは、どのような卒業論文のテーマがありますか
学生さんの興味・関心に合わせて、テーマ設定を行います。今年はSDGs、昨年は広告の研究が多かったです。ジャニーズが好きな学生さんがいて、ジャニーズの事業継承を卒論のテーマとしたこともあります。
Q5. 先生の大学時代の楽しかった思い出は何ですか
大学時代は、マーケティングという学問が楽しくて仕方なかった時期です。マーケティングの勉強が続けられる環境を探して、他大学の大学院ゼミに押しかけたこともあります。結局違う場所で勉強することになるのですが、模索する過程でたくさんのものを得られたと思っています。
Q6. 受験生に人間社会学部に入学したら、どのような学生になってほしいですか
さまざまな学問を学べる環境にあるので、是非、どの学問が自分に合っているのか深く掘り下げ、「好きなもの」を探してほしいです。