蒋 飛鴻先生
会計数値のなぜ
蒋 飛鴻(JIANG Feihong)/ビジネス社会学科
蘇州大学英文科卒業(中国蘇州)
明治大学経営学研究科博士後期課程修了、博士(経営学)
同済大学(中国上海)専任講師、明治大学経営学研究科特任講師を経て、現職
Q1. 先生の研究分野は何ですか。その研究を始めたきっかけは何ですか
研究分野は会計学です。私が会計学を学びたいと思ったきっかけは、大学時代の恩師の存在が大きかったといえます。将来、経営管理に関する仕事がしたいと考えていましたが、具体的な学習分野、職業や進路については決めていませんでした。ちょうどその頃、会計学の授業を受けていて、毎回の授業を楽しみにしていたこともあって、その先生のゼミに入って、もっと会計学について勉強しようとしました。
Q2. 先生が担当されている授業の中で、学科を決める1年生やゼミを決める2年生におススメの授業は何ですか
1年次の簿記論と2年次の会計学総論、原価計算論は会計学の基礎科目ですので、ぜひ履修してほしいです。
Q3. 先生のゼミはどのような活動をしていますか。
具体的に、3 年次のゼミでは、会計学の書物や企業の事例を用いて、分担して報告を行います。報告者はプレゼンテーションおよび質疑応答が求められます。報告者以外の者にも、事前に文献を読んで問題意識をもち、疑問点や論点を明確にし、質疑や議論が求められます。4 年次では卒業論文作成指導を中心に進めていきます。卒業論文は学生時代の学びの集大成ですので、とても大切に考えています。合宿や他大学との交流も行っており、社会人としてのマナーの学習そして人との繋がりの大切さも実感できると思います。厳しく、楽しく、メリハリがあるゼミです。
Q4. 先生のゼミでは、どのような卒業論文のテーマがありますか
企業の会計情報を収集して、例えば、ANAとJAL、キリンとサッポロ、ブルボンと江崎グリコなどのそれぞれ2社の財務諸表を用いてその2社の経営状況を分析するものが多いです。そのほかに、会計の歴史や、会社のCSR報告書について研究するものもあります。
Q5. 先生の大学時代の楽しかった思い出は何ですか
たくさん勉強をしました。また、ゼミなどを通じて友達をたくさんでき、今でも当時の先輩、後輩との繋がりを大切にしています。
Q6. 受験生に人間社会学部に入学したら、どのような学生になってほしいですか
挫折は怖くないです。怖いのは夢すらもっていないことです。いかなる状況でも夢を持ち続けてほしいです。挫折をしても、くよくよせずに、今日という日を大切にして、社会が求める人材になれるよう、日々努力を重ねてゆけば、その思いが現実に結びつく日が必ずやってくると信じてください。求めれば道は開く、4 年間を大切にして勉学意欲に燃え、社会が求める人材になれるよう日々努力してください。同時に人との出会いを大切にし、たくさんの友達を作ってください。応援しています。