石川 菜津美先生
子どもと社会を心理学でつなぐ
石川 菜津美(ISHIKAWA Natsumi)/人間社会学科
慶應義塾大学文学部心理学専攻を卒業後、慶應義塾大学・放送大学の修士課程を経て、筑波大学大学院 博士後期課程修了。博士(カウンセリング科学)
東京大学医学部附属病院などで勤務したのち、2026年から現職。
公認心理師・臨床心理士・臨床発達心理士
Q1.先生の研究分野は何ですか。その研究を始めたきっかけは何ですか
私の研究分野は、発達心理学と応用行動分析学です。特に、発達障害(神経発達症)のある子どもやその家族への支援について研究しています。
学部・大学院での所属していた研究室では、発達障害のある子どものコミュニケーションの評価や支援方法の開発に取り組んでいました。先生や先輩の支援によって子どもたちが大きく成長する姿に強い衝撃を受け、それ以降子どもの発達と支援について探究を続けています。
Q2.先生が担当されている授業の中で、学科を決める1年生やゼミを決める2年生におススメの授業は何ですか
2年生から履修できる「発達心理学」の授業です。この授業では、胎児期から老年期までの一生を通して、人がどのように発達していくのかを学びます。学校教育やキャリア、子育てなど、私たちの身近なテーマとも深く関わる内容であるため、生涯を通した人間の成長に興味がある人に特におすすめです。
Q3.先生のゼミはどのような活動をしていますか。どんな雰囲気ですか
ゼミでは、発達心理学を中心に、幼児期から青年期までの発達課題、発達障害、子育て支援など、それぞれが興味を持つテーマについて研究しています。
3年生では、発達心理学に関する文献をみんなで精読しながら、論文の読み方や調査方法、データのまとめ方など、卒業研究に必要な基礎を身につけます。4年生では、一人ひとりが研究テーマを決め、ゼミ生同士で協力し合いながら卒業論文の完成に向けて作業をしています。互いを尊重しながら活発に意見を出し合える、温かい雰囲気のゼミです。
Q4.先生の大学時代の楽しかった思い出は何ですか
大学時代はストリートダンスのサークルに没頭し、昼夜を問わず練習に励んでいました。大学3年生のときに、自分にはダンスの才能がないと悟り、それを機に心理学の臨床や研究活動に本格的に打ち込むようになりました。振り返ると、寝食を忘れてダンスに夢中になった経験も、心理学に没頭した経験も、どちらも今の自分につながる大切な時間だったと思います。
Q5.受験生に人間社会学部に入学したら、どのような学生になってほしいですか
大学では、知識を身につけるだけでなく、「自分で考え、自分で行動する力」を育てることが大切だと思っています。興味をもったことには積極的にチャレンジし、ときには失敗しながらも、自分なりの答えを見つけていってください。







