2017年8月
病院実習
食生活科学科助手R.I.
今回は、管理栄養士専攻の「病院実習」についてご紹介します。
管理栄養士専攻では、3年時の夏休みから12月の時期に、病院の栄養科において、2週間または3週間の臨地実習を行います。
今年度の実習先は都内を中心に18施設です。少人数のグループに分かれ、いずれかの施設で実習します。
具体的な実習内容は主に以下の通りです。
①厨房作業(献立作成・野菜下処理・調理・調乳・盛り付け)
②集団・個人栄養指導(各々の患者さんの疾病に合わせた栄養指導)
③栄養スクリーニング・アセスメント(下痢・嘔吐の有無・栄養摂取状況の調査)
④術後教室・糖尿病教室等
これらの業務を実際に管理栄養士の先生に教わりながらやらせていただくことで、病院の管理栄養士の役割や、実践的能力を養うことが本実習の目的です。
患者さんとお話しをさせていただくことで、病状や体調など生の声を聴くことが出来ます。
また、他職種の方々(医師・薬剤師・看護師等)と接することにより、チーム医療(NST:栄養サポートチームともいう)という連携の重要性も学ぶことが出来ます。
また、実習終了後には、毎日欠かさず以下のことを実習ノートに記入します。
【今日の目標】
【実習内容】
【実習を通して学んだこと】
【今日の目標に対する振り返り】
【明日以降への課題・取り組み】
その日行った実習を振り返ることによって、管理栄養士としての役割や任務について理解していくことができ、次の日をより充実させることができます。
すでに実習を終えた学生からは「大変だったけどとても意義のある実習となった」という声が多く上がっています。
すべてがうまくいくことばかりではない実習ですが、やりきった3年生の表情には充実感が溢れています。
これから実習に行く学生は緊張している様子ですが、しっかり予習をして引き続き頑張ってほしいと思います。
この実習では、たくさんのことを見て、聞いて、体験できる機会だと思います。大学の講義で学んだことが現場でどのように実践・利用されているかを確認できるのも、病院実習でこそですね。
それぞれの患者さんに最も適した栄養食事指導をどのように行えばよいかを常に考えながら、患者さんの心に寄り添い、考えられる管理栄養士になってほしいです。
最後に、お忙しい中2~3週間に亘り親切にご指導下さる実習先の先生方に厚く御礼を申し上げます。
オープンキャンパス(8/26日野キャンパス)
食生活科学科助手 A.T.
8月26日に行われた日野キャンパスでのオープンキャンパスの様子をご紹介します。
今回も暑い中、たくさんの方々に足をお運びいただきました。ありがとうございました。
オープンキャンパスでは、学科の先生方と直接お話できる「学科相談コーナー」、大学の授業を体験できる「模擬講義」、食生活科学科の在学生の生の声が聞ける「食生活科学科展示室」、学内を在学生の案内で見学できる「キャンパスツアー」など、様々な見所があります。
以下では、学科相談コーナー・模擬授業・食生活科学科展示室の様子をご紹介します。
「学科相談コーナー」
受験を控える学生が大学や学生生活について疑問に思ったことを先生に聞くことができます。
先生方は丁寧に教えてくださいます。
「模擬講義」
学科の先生の講義の後、管理栄養士専攻の学生がご来場の方々に模擬講義をしました。
栄養教諭の資格取得を目指す場合、小学校の教育実習へ行き、対象学年に合わせた栄養に関する授業を行います。
今回は実際に校外実習に行った4年生と、来年度実習へ行く予定の3年生が模擬講義を行ないました。講義の様子から、実習のことが少し伝わったかと思います。
「食生活科学科展示室」
本館2階にある試食室では、大量調理実習室を見学できたり、授業の様子が分かるような展示を見たりすることができます。
またこちらでは、在学生と話すこともできます。受験生と年が近い在学生と話せるので、より大学を身近に感じていただけるよい機会だと思います。
日野キャンパスでのオープンキャンパスは、次回は9月17日です。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
国家試験対策(管理栄養士専攻4年)
食生活科学科助手 Y.U.
8月1日に、RDC管理栄養士センターから講師の方をお招きし、
「第32回管理栄養士国家試験対策ガイダンス」が開催されました。
ガイダンスでは、近年の国家試験の出題傾向や過去問を使った勉強法などについて
具体例をふまえつつ、わかりやすくお話しいただきました。
受講した学生たちは、講師の方のお話に耳を傾け、必死にメモを取っていました。
また、大学は夏休み期間に突入しましたが、学内では管理栄養士専攻4年生を対象に
国家試験対策として補習・補講が行われています!
8月下旬および9月中旬には模擬試験を控えています。
夏休みの勉強の成果が実感できると良いですね。
今年度の管理栄養士国家試験は来年3月に行われます。
国家試験まで残すところ約7ヶ月…教員も助手も全力でサポートして参ります!
みんなで頑張っていきましょう!
実践ファミリークッキング
食生活科学科助手 S.N.
セミの鳴き声が聞こえ始め、本格的な夏が始まろうとしています。
前期の試験期間が終わり、学生たちは長い夏休みを迎えています。
さて7月30日(日)、食育「Cooking Lab」主催の【JISSEN FAMILY COOKING】が開催されました。
地域連携市民講座の一環で日野市内の小学1~4年生のお子さんと、そのご家族を対象に、パン作りをメインにした料理教室を行いました。
また、産学連携としてヱスビー食品株式会社、株式会社スタイルブレッドにご協力を頂きました。
今回は14組28名の親子にご参加頂きました。
アシスタントとして調理学第2研究室のゼミ生が参加してくれました。
子供相手に「どうやったら分かりやすく伝えられるかな」と考えながら、優しく丁寧に接している姿が見受けられました。
サラダ、手作りドレッシング、そして子供たちが頑張って作ったカレーパンとあんぱんです。
デザートにオレンジゼリーと、ラッシー(ヨーグルトドリンク)も付けて、本日の献立が完成です♪
「美味しい!」と子供たちが笑顔になりながらパクパク食べていました。
学生たちが「お写真お撮りしましょうか」と積極的に参加者の皆さんと関わっている姿も印象的でした。
無事、成功をおさめた【JISSEN FAMILY COOKING】!
普段は教わる立場になることが多い学生さんですが、教える立場になることによって学ぶことも多かったのではないでしょうか。
次回は春に第2回目を行う予定です。
本学に入学された際には、地域の方々と触れ合う場に積極的に参加してみてくださいね。