2018年6月
スポーツと健康科学a(食物科学専攻・健康栄養専攻 2年生)
食生活科学科助手H.M.
梅雨も中休みとなったのか、夏本番を思わせる強い日差しの日々です。
今回は、食物科学専攻・健康栄養専攻2年生の「スポーツと健康科学a」についてご紹介します。
この科目は、ヒト生体の構造と機能について運動と関連して学習する選択科目です。
主に健康運動実践指導者を目指す学生や、スポーツ栄養学に興味のある学生が積極的に受講しています。
今回は「カロリースマイル」という栄養支援システムについて、システム製作会社の方に特別講義を行っていただきました。
「カロリースマイル」は、運動指導士や栄養士等の支援者が、利用者へ、正しい習慣を身につけていただけるよう、運動と栄養の両方を支援することができるシステムです。
パソコンとスマートフォンを使用し支援を行うため、普段の教室ではなくパソコン演習室で講義を行いました。
支援者と利用者にわかれ、パソコンと自分のスマートフォンを使用して実際に操作しながらの授業となりました。
支援者は個人の身長や体重、食事習慣や運動習慣に合わせ「毎日7000歩歩く」や「夕食は20時までに食べる」などの細かな目標を設定します。
利用者は毎日の体重や食事写真、歩数などを入力し支援者に報告します。
支援者は送られてきた食事写真をもとに食事内容を「食事バランスガイド」の料理グループに分類していきます。
「食事バランスガイド」は、料理の種類から栄養バランスをチェックできるので、栄養の知識がない利用者にも分かりやすいものとなっています。
この栄養支援の方法であれば、インターネットの環境がある場所ならどこからでもアクセスができ、働く時間と場所を自分で決めることができます。
また、仕事の履歴を継続的に残すことができ、スキルアップを目指せるので、今後更に注目される栄養支援方法ではないでしょうか。
学生からは
「1人で計画し継続して記録することは難しいですが、スマホやパソコンで簡単に支援してもらえることは、継続する力になると思う。」
「自分で送った写真がカレンダーのようになって見られるのが良かった。」
「最近不規則な生活をしているので、このソフトを利用して健康な体型・生活を目指したい。」
などの多くの声を聞くことが出来ました。
社会のニーズに合わせて栄養支援の方法も日々変化していると実感できる講義となりました。
手軽に栄養支援ができるシステムを活用して、栄養士や運動指導士の幅を広げてほしいと思います。
オープンキャンパス(6/17)
食生活科学科助手S.S.
6月17日(日)日野キャンパスではオープンキャンパスが行なわれました。
お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。
オープンキャンパスでは、実際に講義や実験を体験することができます。
当日は松岡康浩先生による講義「企業の食品開発」と
白尾美佳先生による実験「食品の色の不思議」が行われました。
今回は、白尾先生による模擬実験をご紹介いたします。
食品には赤、青、黄、緑の他たくさんの色があります。
食品中の色素が酸・中・塩基性でどのように変化するのか、実験を通して体験しました。
受講生の皆さんには中身の分からない3種類の溶液が入った試験管(酸・中・塩基性)に
アントシアニン色素の野菜と果物(ブルーベーリー、しそ、紫キャベツ)と
クロロフィル色素の野菜(ほうれん草・小松菜・大葉)を入れ、変化した溶液の色を観察します。
その後、pH試験紙を溶液に浸して、3種類の溶液は酸・中・塩基性どの溶液なのか考えます。
どの班も実験がうまくいったようで、色の変化を楽しんでいました。
(左から塩酸、食酢、蒸留水、ベーキングパウダー、重曹、水酸化ナトリウム)
アントシアニン色素は酸性で赤、中性で紫、塩基性で青や緑、黄色に変化します。
また、ブルーベリーを使用したマフィンを作る際、
重曹(塩基性)やベーキングパウダー(中性)など使用するふくらまし粉でマフィンの色が変わってきます。
食生活科学科では、オープンキャンパスの際には学科ガイダンスや模擬講義・実験の他、
学科ツアー、研究室の開放などを行なっています。
他にも「おしゃべりコーナー」を通して在学中の学生に学校のことや授業のこと、
皆さんが疑問に思うことを聞くことも出来ます。
次回のオープンキャンパスは7月15日(日)渋谷キャンパスです。
是非お待ちしております。
4年生ゼミ活動(食品産業学研究室)
食生活科学科助手K.K.
梅雨空が続く日々ですが、紫陽花がきれいな季節となりました。
今回は食品産業学研究室のゼミ活動(毎週火曜4,5限)についてご紹介いたします。
本研究室は、食品開発やマーケティングなど食産業を広く対象にした研究室です。
現在研究室には食生活科学科の4年生14名が所属しており、
いくつかのグループに分かれて卒業研究を進めています。
過去には以下のような卒業研究が行われてきました。
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・女子大生を対象としたお菓子のパッケージに対する購買心理
・女子大生を対象とした機能性スイーツの商品開発
・日本食の海外普及提案
・カフェ人気個店の理由消費者心理からの考察
・運動時に摂取する食品の開発提案
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ゼミ日は、各グループが研究の進捗をプレゼンし、
先生のご指摘やほかのゼミ生からの意見もいただける絶好の機会です。
意見をもとにさらなる研究へ繋げていきます。
今回は「機能性スイーツの商品開発」を研究テーマとしたグループが、
研究試作としてマシュマロ菓子の「ギモーヴ」を披露しました。
ほかのゼミ生からは「おいしい!マンゴーとオレンジで甘すぎず食べやすい!」とコメントをもらっていました。
卒業研究は引き続き行われます。
最終的に卒論発表会(管理栄養士専攻と健康栄養専攻は12月、食物科学専攻は2月)で
どのような形でお披露目できるのか楽しみです。
体育祭
食生活科学科助手S.K.
6月5日(火) 晴天の中、日野キャンパスで体育祭が行われました。
体育祭は、学友会(高校でいう生徒会)や体育連合会(体育系のサークル)、体育祭実行委員の学生が中心となり
企画・運営してくれています。
競技種目は、ソフトバレーボール、バドミントン、卓球、フットサル、ドッジボールのメイン競技と、
当日飛び入り参加競技の長縄跳び、二人三脚、ピンポンスプーンde50m走といった種目があります。
参加は自由参加で、友達同士、サークル、ゼミ、教職員など様々なチームが参加しています。
日野キャンパスでの開催ですが、渋谷キャンパスの学生や教職員も参加し、普段あまり接することがない方々とも
スポーツを通して交流できるのが体育祭の良いところですね。
わたしたち助手も毎年参加しており、この日は学生、助手、教職員関係なくスポーツを楽しみました。
日野キャンパスには大きなグラウンドがあり、フットサルやドッジボール、
飛び入り参加競技はグラウンドで行われます。
メイン競技はトーナメント制なので1~3位のチームは閉会式で表彰され、
さらに豪華な賞品がもらえます!(某テーマパークのペアチケットなど!?)
今年も白熱した試合ばかりで大いに盛り上がりました!
普段は授業や実習実験で忙しいですが、このような息抜きも大切ですね。
実践女子大学に入学の際は、ぜひ体育祭に参加してみてください♪